*Expertでの評価です。*

ざっくり概要

騎士娘は、いいぞ。

魔法無効化バリアと列回復に移動力もあるが、自身はタンクをできるほど硬くはない。

ユニット評価

魔法防御に特化した性能。

純粋に高い魔法防御Sと魔法攻撃を一回無効化するバリア付与を持つ。

が、なんとも時期が悪い。

彼女が加入するタイミングで主戦場になるドラケンガルドは物理型ばかり攻め寄せてくるので、正直このタイミングで魔法防御がウリの彼女が来ても、あんまりやることがない。

もっと言えば、魔法はそもそもが遠隔攻撃なので、「前衛にミリアムを置くことでターゲットを集中させる」という手段が使えない。早い話が、高い魔法防御を活かしたデコイとして機能しない。

もう一つのウリであるラインヒールはこの時点でのアクティブ回復としては破格の係数を誇るが、剣装備だと魔法攻撃に補正が乗らないので回復量が上がらないので、回復量はかなりしょぼい。大枚はたいてルーンソードを買って、ヒーラー特化させようとしても、パッシブスキルでの回復ができないことにより回復面でのシナジーを持たないのが痛い。

ただ、ルーンソードを装備させての対ホプリタイのマジックウェポンは凄まじい破壊力を誇る。魔法攻撃を与えられるだけでも大きいのに、それにさらに歩兵特攻までついてくるからだ。レベル10ミリアムVSレベル11ホドリック(最大HP46)で模擬戦をしたところ、87ダメージとかいう何かを間違えているとしか思えないダメージを叩き出した。さらにラインヒールの回復量も通常の剣に比べて14ポイントも増えるので、範囲回復としては破格になる。

とにもかくにも、強さのかなりの部分が「ルーンソードを装備する」か否かで変わってくるところがある。

というわけで、ヒーラー特化するにはちと小回りが利かないところもあるが、ヒーラーやりつつ重装キラーとして立ち回り、魔法攻撃にはバリアを張る、という活躍ができる。模擬戦では

リーダーとしても移動力があってアシスト魔法を防げるはずなんだが……アシスト射撃が多すぎないか?全体的に。

いやほんと、活躍できるポテンシャルはひしひしと感じるんだが……彼女が活きるも死ぬもマップ次第なところがある。

編成方針

目玉の魔法防御スキルが「軽減」ではなく「無効化」するバリアのため、もとから魔法防御が最高レベルに高いフラウとの相性はイマイチ。薔薇騎士団同士で組ませてやりたくもなるが、フラウのせっかくの強みが発動しにくくなるのは痛い。何より、騎馬ユニットと飛行ユニットが混ざることで、苦手な相手が増えてしまうという使いづらさがある。歩兵と騎馬の両方の敵に特攻を持てるようになるといえばなるが……扱いに慎重さが求められる兵種二つが交わることで繊細×繊細の掛け算が発生し、相当運用が面倒になる。筆者のようになるべくゴリ押したい人にはおすすめしない。

“ルーンソードを装備していれば”、同じ薔薇騎士団のキトラとは相性良好。こちらの手番で重装を確実に二体倒すことが期待できるので、扱いやすい。

というか、このゲーム、魔法防御が不安なクラスがオーバンのようなハスカールやクライブ・アデルのようなナイトくらいしか無いので、魔法無効バリアを活かすにはハスカールやナイトと組むしかないが、組んだところで特にこれといってシナジーを生むわけでもないという、なんとも難しい立ち位置にいる。騎士の明日はどっちだ。

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