*Expertでの評価です。*

ざっくり概要

高回避の敵処理に特化させるならロルフで良い。混成部隊相手の連戦や総合力ではリーザに分がある。

ユニット評価

「ハンターを攻撃寄りにした性能」とゲーム中では説明されるが、実はロルフと物理攻撃の数値自体はそんなに変わらない。ロルフの成長タイプである、アタッカーの補正が大きいからだ。

例えば両者ともレベル15で新兵の短弓のみを装備した状態では、それぞれ

  • リーザ ……物理攻撃33 命中136
  • ロルフ ……物理攻撃31 命中144

と、物理攻撃の値で2ポイントしか変らない。それでいて命中はロルフのほうが上回っている上に、ロルフには役割遂行の鍵となるイーグルアイによる攻撃の必中化がある。「高回避の敵に確実に当てる」のはロルフが上回っている。とりわけ斥候系と飛行系の掃除はロルフでもたいていはワンパンできてしまう。

リーザが活きるのは、

  • ギリギリワンパンで仕留めきれない飛行ユニットが出てきた時
  • ホプリタイのような高防御の敵やハスカールのような中程度の耐久力の前衛との混成部隊を相手にする時
  • 連戦で消耗が蓄積する時

である。

パワーボルトの威力係数120と自分の攻撃に威力係数50で追撃するクイックリロードにより、ワンパン性能はリーザが優越する。とりわけハスカールくらいの中程度のタフネスの相手への決定力が違う。

試しにレベル15のオーバン(カルナットアックスのみ装備、HP35)相手に模擬戦をしてみると、

  • リーザ 29ダメージ(パワーボルト分)と12ダメージ(クイックリロード分) 合計41ダメージでワンパン。
  • ロルフ 22ダメージ。ワンパンならず。

と、追撃込みで約二倍のダメージを叩き出し、ワンパンしている。

また、トキシックボルトでホプリタイであっても毒状態にできるので、ロルフのようなハンターの弱みである、「重装相手に何もできることがない」問題がある程度緩和される。

蒼石のペンダントかクラスチェンジが前提になるが、メディカルエイドによるパッシブでの一列15%回復も、刺さることは無くても、腐ることもない能力ではある。部隊の火力が十分に高いとPPの持ち腐れとなるロルフと比べて、どの部隊に入れてもPPが無駄になりにくい。

と、このように全体的に「ロルフの苦手を抑えて対応力を上げた代わりに必中を失った」性能をしている。高回避相手には必中攻撃だけでなく「ひたすら追撃と反撃の回数を増やすことで、数撃ちゃ当たる作戦をする」ことでも対応できることを考えると、実際の対応力の高さではロルフ以上だろう。

編成方針

攻撃面・回復面共に「特定の状況で刺さるわけではないが、腐る場面が極端に少ない」という性能をしているため、ほとんど部隊を選ばず活躍の場がある。強いて言えば、「高回避敵への対処法を既に確保できていているが、火力と回復力が若干足りない」くらいの部隊にはフィットする。「とりあえず枠が空いたら入れておく」要員が丁度良い。

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