リマスターでは、よく「千里眼を何度使っても全然神秘が上がらない」という声が聞かれる。
ちょっと気になったので検証したところ、なかなか面白い結果になったので、共有してみる。
検証の結論:オブリビオンリマスターの魔法スキルレベルアップは回数依存ではなくなり、完全なマジカ依存でもない。丸め誤差も考慮されるようになった
結論はこうだ。リマスターの魔法スキルのレベルアップ仕様は、もはや回数依存ではないし、さらにはマジカ依存ですらもない。
一人で計算式の導出までやるのは無理にせよ、以下のような結果となったことを、ひとまず共有したい。
初期状態 回復スキルは50と、ほんの少し

ここから、魔法作成を使い、条件を変えると何回の魔法使用でスキルレベルが51に上がるかをプチ検証する。
初期習得魔法の、体力回復(最小) (8pts回復)
魔法 | 消費マジカ | レベルアップに必要だった回数 |
体力回復(自己)(最小)(初期習得呪文)8pts回復 | 11 | 30回 |
体力回復(自己)3pts*34秒 | 110 | 6回 |
体力回復(自己)47pts*1秒 | 110 | 3回 |
魔法耐性アップ(自己)3pts*17秒 | 11 | 31回 |
魔法耐性アップ(自己)4pts*117秒 | 110 | 7回 |
魔法耐性アップ(自己)96pts*2秒 | 110 | 3回 |
このように、表を見れば一目瞭然である。
まず、オリジナルのような完全回数依存ではないことは明らかだ。
消費マジカが増えるにつれ、少ない回数でもレベルは上がる。
さらに言えば、同じ消費マジカで比較するなら、規模を可能な限り大きく、持続は短くすると、レベルを2倍上げやすいことが分かる。
さらに言えば、消費マジカが同じはずの体力回復と魔法耐性アップで回数に差が生じている。
ということはつまり、内部的に消費マジカの丸め誤差の修正が働いており、それによりレベルアップに必要な回数を変動させていると考えられる。
スキルレベルを上げるには、低消費で回数を稼ぐよりも、規模を高く、持続を短くし、待機を挟んでスキルレベルを上げる!!
この検証は本当にささやかなものだが、スキルレベルアップに与える影響は計り知れない。
オリジナル版で定石だった「低消費魔法を自分にかけ続ける」よりも、ずっと有効な方法があるといえる。
もっと言うと、「自分自身ではなく、他者に対してかけたり、近距離・遠距離の違いでもレベルアップに必要な回数は変わるのか」が分かれば、さらなるスキル上げの効率化が図れる可能性もある。
ちょっと検証に回せる時間には限りがあるのでなんともなところはあるが、オブリビオンリマスターのレベリング界隈に一石を投じられればと思うところ。