筆者

いっぱい作物あるけど、どれ育てたらいいんすか???

と、困惑しながら一年目を進めているところなので、ここらでいったん整理してみようと思う。

前提

  • 収益性を測るものとし、ロールプレイ要素は今回は度外視する。
  • 一日当たりの利益をメインのKPIとする。
  • 一年目なこともあり、「加工すると高値で売れる」は無視。作物単体を売るものとする。
  • 肥料や農業レベルによる補正は一切かからず、全て通常品質のものが通常速度で実るものとする。
  • 純粋な数値だけでなく、「管理のしやすさ」「ゲームの進行状況」も加味する。
  • 作物を育てるのに必要な日数は、「ゲーム内表示+1日」とする。(タネを蒔いた日は育成日数にカウントされない仕様なため。ソースはStardew ValleyWiki参照。)

ということで、始めていこう。

春の作物の収益性

作物名仕入れ値成長日数売値利益一日当たり利益
ジャガイモ(*1)50680547.714
カリフラワ―8012175957.307
サヤエンドウ(*2)6010401806.428
ケール706110405.714
パースニップ20435153
ジャズ30745151.875
チューリップ20630101.428
*1ジャガイモの追加収穫期待値で3割程度と見積もる
*2連作作物は、月初めの1日に植え、1シーズン育て続けた場合の利益を表記

Redditの先達から「ジャガイモを植えるといいよ!!」と聞かされていたが、いざ自分で表にしてみるとそのぶっ飛びぶりがよく分かる。

  • 一日当たりの利益がトップ
  • 二番目に短い成長日数で投資資金の回収効率も良好
  • 仕入れ値もほどほどの値

と、優秀な要素がこれでもかと詰まっている。

特に収益化まで早いのがありがたく、なにかと入用なものがポンポン出てくる1年目春において、短いサイクルで収入が入って来るメリットは計り知れない。

一年目春のおすすめの育成順としては、

STEP1
初手でパースニップを育てて収穫
STEP2
ジャガイモへと乗り換え
STEP3
複利の力を利かせやすく単価も高いジャガイモをひたすら擦る

と言う感じで、パースニップからジャガイモへと育てていくルートが良さげ。

夏の作物の収益性

作物名仕入れ値成長日数売値利益一日当たり利益
メロン801225017013.076
ホップ(*1)60112536513.035
トウガラシ(*1)4054028010.000
トマト(*1)5011602408.571
トウモロコシ(夏秋通して)15014505507.142
ラディッシュ40690507.142
ポピーシード1007140405.000
スパングル50890404.444
ブルーベリー(*1)8013501204.285
コムギ10425153.000
ヒマワリ(夏秋通して)200880951.979
トウモロコシ(夏のみ)1501450501.7857
ヒマワリ(夏のみ)(*2)200880-4.8-0.171
*1連作作物は、月初めの1日に植え、1シーズン育て続けた場合の利益を表記
*2ヒマワリは収穫時にタネを80%の確率で入手できるものとして、計算方法を後述する。

魔境という言葉が相応しい夏。一日当たり利益の差が激しいのみならず、ヒマワリに至っては後述するように赤字にすらなりうる

メロンとラディッシュが夏のおすすめ野菜

とりあえず、夏が始まったらメロンのタネを買い込んで育てれば、外れは無い。軍資金が心もとないなら、回転率のいいラディッシュで当座の資金を早期に工面しよう。

育てづらいホップ

ホップ非常に育てづらい。下の図を見て欲しい。

どれに水をやったかが非常に分かりづらいのだ。図では右端の一列に水をやっていて、左の二列には水をやっていないのだが……初見で判別の付く人はいるのだろうか?

水をやれたかどうかが判別しづらいため、念のために多めに水やりをしたり畑を拡張して植えるスペースを確保したりすると、エナジーもゲーム内時間も圧迫することになる。(筆者は、このあたりから朝イチから始めた畑仕事が終わるのが正午~14:00になることが急に増えた。)

「なんか本職の農家っぽいやん!!やったれ!」と憧れを胸にこのレイアウトにしたら、偉く苦労したので皆さんは気を付けて欲しい。

さらに、ホップの植えてあるマスへは入れないようになっている。そのため、スペースを有効利用しようとギチギチに詰めてタネを蒔いてしまった日には、外周部にしか水やりも収穫もできないという悲惨なことになる。ホップを育てるのは、せめてスプリンクラーを楽々設置できるくらいに余裕ができるようになってから&農業スキルレベル8を超えて醸造樽が解禁されてからのほうが良さげ。

収益性の低いトウモロコシ

トウモロコシは夏・秋の2シーズン連続で育てられる。育てられるのだが、夏・秋を通して育て続けるならそこそこの収益になるものの、夏だけの育成だと夏野菜中最底辺の収益性にしかならない。オマケに、秋野菜は非常に収益性が高い野菜がひしめいており、シンプルに「トウモロコシを夏・秋続けて育成する」こと特有のメリットが弱い。

季節を感じられるし、育てたくはなるのだが……その場合は料理の素材にするなりロールプレイと割り切った方がよさげ。

ヒマワリは罠

ヒマワリは収穫時に80%ほどの確率でタネをドロップする。

これにより、安くたくさん育成できる……ように思えるのだが、そんなことはない

軽く計算してみよう。なお、計算しやすくするためにタネのドロップ率を80%、入手できるタネの個数は端数切捨てとして計算した。

ヒマワリの収益シミュレーション

夏の1日目にタネを100個(20000Gぶん)植え、それ以降はドロップしたタネを再投資していくとして……(小数点第二位で端数切捨て)

夏9日目 8000Gの売り上げ タネ80.0個ゲット

夏17日目 6400Gの売り上げ タネ64.0個ゲット

夏25日目 5120Gの売り上げ タネ51.2個ゲット(夏終了)

秋5日目 4096Gの売り上げ タネ40.9個ゲット

秋13日目 3272Gの売り上げ タネ32.7個ゲット

秋21日目 2616Gの売り上げ タネ26.1個ゲット(ヒマワリのシーズン終了)

これを基に計算すると、

  • 夏秋通しての育成 ……売り上げ29504G。収益9504G。期間中のタネ一個あたりの収益95.0G。夏秋を通した一日あたり収益は1.979G。
  • 夏だけの育成 ……売り上げ19520Gで480Gの赤字。期間中のタネ一個あたりの収益-4.8G。夏の間の一日当たり収益は-0.171G。

というわけで、ヒマワリはギリギリ赤字転落なレベルで収益性が低い。プレゼントやオイル生産専用と割り切ろう。

秋の作物の収益性

作物名仕入れ値成長日数売値利益一日当たり利益
カボチャ1001332022015.714
ブドウ栽培キット(*1)60108042015
ナス2056028010
アマランサス7071508010
サツマイモ60101601009.09
フェアリーシード20012290906.923
チンゲンサイ50480306
*1連作作物は、月初めの1日に植え、1シーズン育て続けた場合の利益を表記

とにもかくにもカボチャを育てよう。仕入れ値こそ高いが、このくらいまでゲームを進めていれば、タネ代は十分に稼げているはずだ。

ブドウは一日当たり利益がカボチャより低いだけでなく、ホップと同様、棚蔓作物特有の育てづらさの問題を抱えている。ワイン造りメインなら収益性が上がるが、今回の記事の目的はあくまで作物単体での収益性なので省略する。

一年目に育てるおすすめ作物まとめ

  • 春はパースニップ→ジャガイモ
  • 夏はメロンorラディッシュ
  • 秋はカボチャ

と言う感じで育てていけば、スムーズに金策ができるはず。

初心者向けの序盤ガイドも書いてるので、もし良かったら参考にしてみて欲しい。

では、お読み頂きありがとうございました!!