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2026/5/3(日)にインディーゲームの展示イベント、東京ゲームダンジョン12が開かれた。

今回はビビり散らかしながらも名刺片手にビジネスチケットで参戦したので、イベントレポを書いてみたい。

※注意※使用している写真は全て、予め主催者様に許可を頂いたうえで、個々のブース全ての出展者様にもご了承を得て撮影を行っております。

東京ゲームダンジョンとはなんだ?申してみよ。

インディーゲームに特化した、展示・試遊会だ。三か月に一度のペースで東京の浜松町の会場で開かれている。

公式サイトはこちら

国内のインディーゲーム開発者の皆様が作品をブースで展示されて、それをその場で試遊することができる。

開発者さんによっては、グッズを頒布されていたり、主演声優さんがゲストとしてブースにいらしていたりと、ゲームの試遊に留まらない濃い空間を楽しむことができる。

SNSで追いかけていたゲームの開発者さんに直接お会いして、制作の裏話を伺ったりもでき、ゆるいオフ会のような場面になることも。

ゲームの試遊時間は大体5〜15分ほど。一つ一つのブースには長机一つと試遊プレイヤー用の椅子1〜2個に試遊用のPCが置いてある感じだ。ブースによっては、自作グッズやタペストリー、ポップが飾り付けられていたりもする。

入場料は一般チケットが1000円、18歳以下は無料だ。

18歳以下が無料なこともあってかファミリー連れも多く、濃密オタク空間というよりは七夕の縁日のような雰囲気だ

スタッフや警備員の方も常駐されていて、空いている階だったり落とし物だったりのアナウンスも時々あるので、安心して楽しめるのも嬉しい。

会場付近に到着したら、飲み物をまず確保

前々回の東京ゲームダンジョン10に参加した際、飲み物の自販機がすぐに売り切れになってしまった。

その反省を活かして、今回は何よりも先に飲み物を確保した。

とりわけ、今回のイベントは三階ぶんにまたがって展示がされるため、運動量も多くなる。

というわけで、二本くらいペットボトルの飲み物を買って、受付へ向かった。

開始前から滅茶苦茶並んでいた

筆者は開場の1時間前に受付近くまで行ってみたのだが、その時点で先行入場券向けの列がかなりできていた。

ゴールデンウィーク中の開催だったからだろうか?

外が肌寒かったので上着を着ていたのだが、熱気で暑くなって早々に脱いでしまった。

体温の調整ができるように、羽織れるものが一枚あると何かと便利かもしれない。

ご挨拶回りをしつつ試遊

受け付けも済ませ、本命の試遊を開始した。

Heroes Saga

東京ゲームダンジョン12 ,Heroes Saga, イベントレポート

一作目はStudioMoraGamesさんの『HeroesSagaZero』。

ユニットを任意の位置に配置させては自動戦闘を見守り、彼らを成長させてはさらにまた戦いを挑んでいく。

成長はハクスラによるランダム要素の強い育成となっており、ツモによって展開がダイレクトに変わるのが楽しく、短時間でも濃密なバトルが楽しめた。

筆者は前衛の戦士を火力寄りのビルドにしたことで壁性能が低くなり、ボス相手に前線の決壊を招いてしまった。

ゲームオーバーかとも思ったが、中央に配置していた僧侶がひたすら自己回復をしながら耐えてくれて、その間に後衛がボスのHPを削り切ってくれたおかげで何とか勝つことができた。

初っ端からヒヤヒヤしたぜ……

夢使いの朝と夜

夢使いの朝と夜, 東京ゲームダンジョン12,イベントレポート

二作目は獣牙さんの『夢使いの朝と夜』をプレイ。

ちなみに、獣牙さんの読み方は「じゅうが」とのこと。

コミカルなシミュレーションゲームで、会話パートのノリがどことなく2000年代っぽいギャグ調だったのが筆者にダイレクトヒットした。

ギャグシーンで「げんこつ」表現を見て、ノスタルジーに浸かってしまったりもした。

ゲームとしてはオーソドックスなシミュレーションで、”キープ”という要素があるのが特徴。

“キープ”値の高いキャラは低いキャラを押しのけて位置取りをすることができ、前線の構築や敵の攻撃からの離脱など、戦略性が高くなっている。

作者さんとお話したところ、サモンナイトシリーズが好きで相当やりこんでいらっしゃって、それがゲーム作りのベースになっているとのことだった。

Slot Dungeons

Slot & Dungeons, 東京ゲームダンジョン12, イベントレポート

お次はSparkWingGames(すぱうい)さんSlot Dungeonsをプレイ。

スロットを回してダンジョンを作り、そこを攻略していくデッキ構築ローグライク。

キャラセレクトやステージ攻略報酬でキャラをビルドしていくのが楽しく、筆者は魔法使いキャラで、ダンジョン作成直後に範囲攻撃を連鎖させまくって敵を可能な限り削り、残りの敵を接近戦で片づけていくスタイルでクリア。

2Dドットのちびキャラたちが、スキルの連鎖を受けて画面中で動き回るのが賑やかで、目にも楽しかった。

PCにはインディーゲームVtuberのロエマさんのステッカーも……

(光が反射しちゃってお顔が隠れてしまってるのは本当にすみませんとしか……!!)

プラトニカ・スペース

プラトニカ・スペース、 東京ゲームダンジョン12 イベントレポート


お次はKazuhide Okaさんのプラトニカ・スペースをプレイ。

宇宙船?の中から記憶の宿ったものを拾い集め、そこから見える過去から、世界を紐解いていく脱出ADV。

BGMやキャラクターのテンション、ゲーム全体のテンポ感が心地よいゆっくりさ。

個人的には、カメラの移動が穏やかで若干ディレイがかかっている?おかげで、画面酔いをほとんどしないのがありがたかった。おかげで、心地よく探索を楽しめた。

心地よさの中にどことない不穏さの気配も漂っていて、「心地いいここから、出なくちゃいけないのか?」という、迷いとも疑問ともつかない感覚が味わえて、世界観が濃密だった。

というか、ヒロインが宇宙服を着ていて「あの星はもう住めない」という記憶も垣間見えるのでつい巨大な宇宙船の中にいると感じてしまうのだが……本当にこの場所は宇宙船なのだろうか。

ラロテロルパニック

お次は星空星菓さんによるRPG、『ラロテロルパニック』。

ラロテロルパニック、東京ゲームダンジョン12、イベントレポート

ハロウィンモチーフのお菓子の国での冒険を楽しめて、難易度は甘口に作ってあるとのこと。

ボイス付きでも画面の装飾もこだわって作ってあった。かわいいが渋滞している。

キャラクターには食べ物の好みがあり、好みに合わせて回復アイテムの種類を選ぶといった楽しみ方もある。

なにより、RPG Maker MZで作っていらっしゃるとのことで、今同じツールでゲームを作っている真っ最中な筆者としては「同じツールでここまでできるのか!」と面食らうことになった。

ガーデンハント

ガーデンハント、東京ゲームダンジョン12、イベントレポート

カミエナさんのヌメヌメ×おにごっこアクション『ガーデンハント』を試遊。

ろりディウムスライムにきせいされてしまった皆を救うため、ピュアスライムを集める。

太文字に他意はない。主人公が漫画シーンで呟いてただけなので……

やっていることは敵から逃げつつ、左右にターンしてピュアスライムを集めるだけなのだが、

  • いかに敵を誘導してピュアスライムまでの進路を確保するか?
  • リソースが切れる前に、ゲージを上手く使って生き残れるか?
  • 音や地面に残ったヌメヌメ跡から、周囲の状況を類推できるか?

といったパズル要素が強く、見た目以上に考えることが多いゲームで楽しかった。

作者さん曰く、

「最初は自由に色々な方向へ動けるアクションとして作っていたが、

難しすぎたので左右への方向転換に焦点を絞ったアクションパズルの方向にしました。」

とのこと。

にしても写真の、主人公メイナちゃんの曇らせ顔は余りにも可愛すぎる。

これ以上書くと良くないフヒヒ笑いが出てしまうので、次のゲームに移ろう。

鬼の守り人

鬼の守り人、東京ゲームダンジョン12、イベントレポート

安住ひささんの『鬼の守り人』をプレイ。

鬼の姫を操作し、魔物を倒していく和風3Dアクションゲーム。

動きがとにかく軽快で、サクサクと小気味よくプレイすることができた。

チュートリアルも直感的に分かりやすく、和風のBGMも相まって、短い試遊時間でも世界観に没入できた。

主人公の千穂をはじめ、登場人物がみんな可愛いのも嬉しい。

私、今回のレポートで可愛いばっか言ってるな……

アウラルと光の竜~Gathering Light~

お次はみむい/みみすけさんの『アウラルと光の竜~Gathering Light~』。

登場キャラの圧倒的モン娘率とむちむち度。すばらしい。素晴らしいわ、ウォルター。

サイドビュー戦闘のRPGなのだが、本当にこれでもかというほどにキャラが動きまくる。

一つ一つの技ごとにアニメーションが異なっており、しかも、どのアニメもメリハリの緩急と外連味を押さえた非常に高いクオリティ。

キャラクターが教えてくれるチュートリアルも、分かりやすさの中にキャラクターの可愛さが詰まっており……ああ。

可愛い。可愛い。可愛い。

三回言ったから、しばらくは可愛いを封印しよう。

ということで可愛さに目が行きがちなのだが、シナリオはド直球の王道RPGとのこと。

気になるじゃないの……

ちなみに、この作品もRPG Maker MZ製とのこと。

オデのMZとちがう……ウゴゴ……

Deci Twelve (デシ・トゥウェルブ)

最後はEngawa//さんによる、Deci Twelveをプレイ。

Unity Roomにて無料で遊べるぞ。

キャラクターを格子の中に挟むように配置して攻撃していく。

挟む際の配置を工夫してダメージを増やしたり、敵を押しのけるようにしてキャラを動かすことで最適な位置取りを狙ったりと、シンプルな中に高い戦術性があって、つい熱中してしまった。

ゲージ消費で放つ、キャラ固有のスキルも全体攻撃からバフに時間制限の延長など、工夫のし甲斐があった。

終わりに

慣れない名刺配りにビビり散らかしながらも、なんやかんやでいちゲーマーとして試遊を楽しんでくることができた。

試遊のタイミングがつかめず、ご挨拶だけさせて頂いた作者さんたちもいらっしゃったり……

いつもお世話になっております!!

このレポートが面白かったという方は、一般チケットで入場した東京ゲームダンジョン10のイベントレポも書いているので、是非そちらも読んでみて欲しい。

ということで、よきゲーマーライフを!

最後までお読み頂き、ありがとうございました!!


インディー ゲームをひたすらクリアしては、レビューをモリモリ書いていく企画としてIndieGame100というのをやっとります!ご興味のある方は是非!

※ゲーム開発者様へ※

現在、試験企画『リリース前語り』で、デモ版・アーリーアクセス版の実際のプレイ体験をもとに、作品が「なぜ」面白いのかまで踏み込むことを重視して、リリース前の作品の紹介記事とインタビュー記事『原風景、お邪魔します』の作成を行っております。

それにより、「この作品について語ってもいい」という先例を作り、ファンコミュニティの種を蒔くことを目的としています。

試験企画『リリース前語り』について

第一回記事

・作っちゃうおじさん作『ダンジョンボンバー

作っちゃうおじさんへのインタビュー

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お問い合わせ – Kaburanai Games