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『TRPGのルールブック買ったけど、友達が付属していませんでした!!』
そんな悲しい思いをしたことはないか?俺はある。何度も、ある。
そんな悩めるTRPGやりたい勢のために、ソロプレイ向けのTRPGを比較してみる。
13年くらいの間、ずっと一人でソロTRPGをしてきた筆者が『ソロプレイ適性』の一点だけを基準に、実際にプレイ経験があるものを精選した。
参考にしてみて欲しい。
- とにかくまずは始めてみたい → のびのびTRPGシリーズ
- かんたんなルールで優しい世界がいい → 小さな勇者のRPGウタカゼ
- 本格的でバラエティ豊かな長期キャンペーンをしたい/キャラビルドしたい →ソードワールド2.5
- 手応えのあるランダムダンジョンで冒険したい/キャラビルドしたい → アリアンロッド2E
- エモい展開と豪快なダイスロール、厨二異能バトルがやりたい/キャラビルドしたい → ダブルクロス The 3rd Edition
- 一人TRPGの魅力はお話づくり!!/ルールが無料だと嬉しい!! → Ironsworn
- 寝る前の一時間で四人パーティーのダンジョンアタックをしたい! → Four Against Darkness
- ガチのハードコアダンジョンを、キャラビルドして攻略したい → Ker Nethalas
- やりたいシステムとシナリオをソロプレイ対応させるツールが欲しい!! → Mythic GM Emulator
のびのびTRPGシリーズ
ルールとデータがとにかく簡単なのに、いい感じに(ちょっぴりヘンテコな)物語が作れてしまうスゴイやつら。
現在のラインナップは、以下のジャンル。
- ホラー(現代を舞台にしたホラー)
- ソード(一番冒険ファンタジーRPGっぽさのあるセット)
- マジック(ハリポタとかの、魔法学校的な要素が強いセット)
- スチームパンク(ラピュタとか、ああいう感じの蒸気機関+古代文明な世界観)
『女子高生』『戦士』『盗賊』『魔王』など、キャラクターカードの中から一枚好きなものを選べばキャラクリエイトは完了。
イベントのカードを引いては、自分のキャラクターのカードに書いてある能力を使って判定を行い、判定の成否によってキャラクターを強化するカードが手に入る。(お付きのメイドがいたことになったり、武器を手に入れたりと効果は様々)
これを何度か繰り返して、規定回数になったらクライマックスカードを使って大詰めのクライマックスの判定。
いい感じにクライマックスを切り抜けるなり失敗するなりしたらエンディングだ。
イベントもクライマックスも、全てカードに内容が書かれているのでシナリオの事前準備は一切不要だ。
カードの引き次第で展開が変わるので、ソロTRPGにつきもののネタバレを踏む心配もない。
1プレイにかかる時間は30分~1時間ほど。
「いくら何でも簡単すぎないか?」
と思われるかもしれない。
本当にその通りで、滅茶苦茶簡単だ。それでいて、割といい感じにお話もできあがってしまう。
公式のルールとしても、「判定の場面などを短文の形で記録していって、後で見返してニヤニヤする」という遊び方のソロプレイの仕方が載っていて、公式にもソロプレイが想定されている作品群。
また、セット間にはルールの互換性があり、カードを混ぜたり交換したりする遊び方も公式に推奨されている。
これにより、「高校生がファンタジー世界に行く」「聖騎士がお化けにビビり散らかす」といったお話も、比較的簡単に実現できてしまう。
ただ、「ソード」以外はギャグテイストが強めで、戦術的な戦闘やスキル選択してのキャラビルドと言った要素は皆無。
それらがやりたい方は、後述のソードワールドやアリアンロッドがマッチするだろう。
※まとめ※
とにかく手軽に、簡単にソロTRPGを始めたい人におすすめ。
小さな勇者のRPGウタカゼ
表紙を見てビビッと来たら、買って損はしない一冊。
身長20cmほどの種族”コビット族”となり、ウサギに乗ったり葉っぱを乗り越えたりブラックバスに食われそうになったりしながら冒険するTRPG。
(たまに、ほのぼのの裏に覗く闇が垣間見えたりもする。)
「ダイスを何個か振って、ぞろ目の数を数える」という独特の判定方式を採用しており、いちいち足したり引いたりする計算が必要ないのが大きな特徴。
キャラもサプリ無しではスキルに相当するものもなく、数個のステータスと技能を決めるだけで十分足らずでキャラが完成して、すぐに冒険を始められる。
ルール自体が「ソロプレイ可能」なことを謳い文句にしており、サイコロを振って付属のランダム表からイベントを起こしていくだけで、こちらも事前準備無しのソロプレイが可能。
イベントの傾向としては、のびのびTRPGと比較するとギャグ要素やぶっ飛んだ要素はほぼなく、始終安定してほのぼのしている。
逆に言えば、エキセントリックな物語を求める人には刺激が物足りないかもしれない。
ルールブックにはリプレイも掲載されており、遊んだことが無くてもこのリプレイを読めば何となく遊び方が分かるのも嬉しい。
追加サプリメントでウタカゼレベルアップブックを導入すると、イタチやモグラなどのケモノ種族でのプレイが可能になり、ランダムダンジョン作成ルールも解禁される。
ただ、ウタカゼの魅力のかなりの部分はほのぼの成分と処理の軽さであるため、ダンジョン作成をすると強みであるはずの処理の軽さが削られてしまう面もある。ちょっとだけ注意しておくこと。
プレイ時間は1時間ほどと、かなりコンパクトにまとまっている。
※まとめ※
簡単なルールですぐに始められて、ほのぼの空間に浸りたい人におすすめ。
ソードワールド2.5
本格的な冒険ファンタジーを、多数のサプリとシナリオ集、ソードワールド2.0時代のデータやシナリオとの互換性の高さで利用すること等によりバラエティ豊かに楽しめる。
パーティー制TRPGの中ではアリアンロッド2Eと同じくらい複数キャラの管理負荷が小さいので、シナリオ集片手に4キャラをパーティーとして運用するのも案外できる。
それでも、1キャラだけを運用するのに比べれば非常に大変で、土日を使って一気にプレイするスタイルじゃないと時間がいくらあっても足りない。
そんな人向けに、ソードワールド2.5ではパーティーメンバーを簡略運用するフェローシステムが搭載されている。
これを使えば、『メインキャラの主人公一人を操作し、残り三人のパーティーメンバーは自動操作に任せる』という形で疑似的なパーティープレイが可能。
後述のエピックトレジャリーを導入すればフェローの行動スロットの拡張ルールも解禁され、より自由に仲間キャラの行動をカスタマイズできるようになる。
ソロ向けのTRPGとしてみてみると、ソロ対応長期キャンペーンシナリオの多さが特徴。
- 「魔改造」というネットミームの語源になったとも噂される、蛮族の支配するこの世の地獄のような場所で生き抜く『ミストキャッスル』(2.0向け)
- 個性的な妖精たちと、ほのぼのと闇の深さの狭間で揺れる冒険をする『フェアリーガーデン』(2.0向け)
- 無限に続くランダムダンジョンを攻略していく『エンドレスメイズ』(2.0向け)
- 幻獣を追ってキャラバンの一員として冒険する『グリフォンロード』(2.5完全対応)
- 広大な野外での冒険とサバイバルに焦点を当てた『デモンズライン』(2.5完全対応)
などなどなどなど。
とにかく既成キャンペーンシナリオの充実度では国産TRPGだと随一かもしれない。
2.0と2.5で育成環境が激変しているので、2.0向けのキャンペーンシナリオなのか2.5向けのキャンペーンシナリオなのかはよく確認しておくこと!!!!!
基本ルールブックに2.0シナリオを2.5シナリオへとコンバートする方法も紹介されてはいる……が、そのためには2.0時代のサプリを揃える必要が出てくるので、ちょっと敷居が高いかも。
最大の難点は揃えるべき本の多さ。
ルールブックが三分冊なので、文庫とはいえ三冊購入しなければならない。
(ルールブック1だけだと、魔物データや技能データが足りなくて泣くことになる)
また、アイテムや敵、戦闘特技の参照をするにはルールブックを行ったり来たりするのは非常に面倒なので、
あたりを揃えておかないとかなり参照がしんどい。
逆に言えば、これらを一通り揃えておけばたいていのキャンペーンシナリオはソロで回せる。
ソードワールドの世界にどっぷり浸りたいなら、早めに揃えるのをおすすめする。
※まとめ※
本格的なキャンペーンシナリオを一つのシステムだけでしゃぶり尽くしたい人におすすめ。
アリアンロッド2E
こちらも冒険ファンタジーものではあるが、ソードワールドに比べると
- スキルポイント制のキャラビルド
- 「シナリオ中一一回のみ発動可能」な条件を持つスキル群
- ダイス数を増やしたり振り直しをしたりするフェイトシステム
- ギルド全員の総意のもと、ギルドマスターが発動を承認することで使える『ギルドスキル』
- 選択式の種族固有スキル
など、明確にMMORPG的な育成・役割分担に焦点を当てた戦闘に重きが置かれている。
特に「シナリオ中一回」のスキル群やフェイトシステム・ギルドスキルによる一発逆転を狙わないと厳しい場面が多いバランスとなっており、「リソースをここで切るか!温存するか!」という極めてゲーム的な戦術判断が多くなるのが評価ポイント。
ゲームの性質的に一人でプレイするコマンドRPGとプレイ感が似ており、電子ゲームの延長線上の要領でプレイができる。
何よりうれしいのは、版権元のFEAR公式サイトにて40階層相当をカバーする巨大なランダムダンジョンの作成ルールが完全無料公開されていること。
このルールも、「トランプを並べてダンジョンを作り、ひっくり返した時の絵柄と数字をもとにランダムチャートの対応行を読む」という滅茶苦茶簡単なルールですぐに覚えられるのがメリット。
必要なサプリやルールブックも比較的少なめで、二分冊のルールブックのほかは、
- スキルガイド(スキルデータ)
- エネミーガイド(敵データ)
- アイテムガイド(アイテムデータ)
があればプレイに支障はない。
……というより、基本ルールブックにレベル10以降のスキルやアイテム・敵のデータが無いので、継続してプレイしたいなら必須。
ぶっちゃけると、これまでのソロプレイ経験の中で筆者が一番長くキャンペーンをやったのはこのランダムダンジョンだった。
滅茶苦茶面白くて運用も簡単なので、個人的にはイチオシ。
※まとめ※
巨大ダンジョンをゲーム的に攻略したい人におすすめ。
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ダブルクロス The 3rd Edition
厨二異能バトルをガンガンやりたい人には、これ以外に無いレベルでおすすめ。
レネゲイドウイルスという未知のウイルスにより力を得た者たちが、日常と非日常の狭間で葛藤しながら戦うシステム。
異能物のフレーバーもそうだが、ゲーム性の根幹となっている侵蝕率とロイスのシステムが密接にシナリオ展開に絡むため、ゲーム的に判断を繰り返しているだけで物語が生まれるのがつよい。
強力な技を出せば出すほどウイルスに侵食されて侵蝕率が高まりキャラロストする危険性が跳ね上がるため、特撮やロボアニメでありがちな
「あの技の使用は許可しない!!いいな!人に戻れなくなっても知らんぞ!!」
という、例のあのシチュエーションが比較的簡単に実現できてアツイ。
仮面ライダーオーズや仮面ライダーブレイド、蒼穹のファフナーあたりが好きな人は多分滅茶苦茶刺さる。
ダイスロールシステムも大量にダイスを振る&無限振り足しの両方が組み合わさった、とにかく豪快なルール。
侵蝕率が高まるほどダイス数増加と振り足しのための基準低下が同時に起こるため、
『40個を超える10面ダイスを、3以上の目が一個でも出ている限り振り足し続ける』
という、脳汁に浸かったダイスロールをして200を超える達成値を出してボスを削るような、インフレバトルアニメみたいな戦闘になる。
公式シナリオの出来がかなり良いうえに「人に戻れなくなる恐怖を抱えながら戦う」ゲーム性とリンクした設計のため、このゲームでしか味わえない栄養をたっぷり摂取できる。
そして、このシステムを語る上で避けては通れないのがシナリオクラフトの存在だ。
サプリ『パブリックエネミー』に掲載されているこのルールを用いると、半自動的なシナリオのアドリブ生成が可能になる。
……もっとも、筆者にはちょっと難しくて、きちんと運用しきることはできなかった。
それでも、特有の栄養と半自動生成シナリオに魅力を感じる人には強くお勧めできる。
プレイを始めるためにはルールブックが二分冊になっているので、注意すること。
一応一冊目だけでも遊べなくはないが……ルールブック二冊目のサンプルシナリオ『ワールドエンド・ジュブナイル』が界隈屈指の人気を誇る神シナリオなので、それ目当てに揃える価値はある。
ほとんどのシナリオ集では、以下の二つのサプリの導入を前提としているので、揃えておかないとルール処理が分からなくなる場面が結構あったりする。
- 上級ルールブック(上級という割に、作成したてのキャラに適用すること前提なシナリオが多い)
- エフェクトアーカイブ(いわゆるスキル集+追加ルール集。ビルド好きはこの本だけでも一生遊べると言われる)
※まとめ※
厨二ロボットアニメや特撮好き・現代異能物好きにおすすめ
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Ironsworn
日本での知名度はほぼゼロに等しいが、英語圏でソロTRPGというと真っ先に名前が挙がる超定番かつ超人気ソロ特化TRPG。基本ルールが完全に無料なのが嬉しすぎる一品。
Redditの専用サブレディット、r/Ironswornの登録者数は2026/7/4時点で14,461人。
次点の巨大コミュニティであるr/mythic_gmeが4,813人で、その次のFour Against Darknessが3,317人なので、その規模は圧倒的と言ってだろう。
で、肝心のゲーム内容はというと、PbtA系と言われる「お話し上の整合性が取れているかどうかを、ゲーム的なルールの当てはめよりも優先する」システムとなっている。
移動中に足を挫いていたら隠密ができなかったり、敵の懐まで潜り込んでいれば反撃を受けずに攻撃出来たり……と、「お話の流れ上、いまどんな状況か?」というのをベースにできること・できないことを判別していくゲームとなっている。
最近よく聞く言葉で言うと、「ナラティブ」を極度に重視したゲームだ。
プレイヤーキャラはIronlandと呼ばれる荒涼とした地で、鉄に対して誓いを立てる。
「村を山賊から守る」「古代遺跡の謎を解く」などだ。
これをもとに、ルールに従ってナラティブを進めていく。
お話が思いつかなくても問題ない。
このゲームには『オラクル』という、巨大なランダム表がある。
お話に詰まった時にはこのオラクルに対して質問を投げかけ、それをナラティブに沿って解釈することで、プレイヤーごとに千差万別の方向へとお話が分岐していく。
この作品についてはいくら語っても語り足りないくらいの傑作なので、以下の記事でも取り上げている。
一人でもできる!GM無しでも!無料で遊べるTRPG ~Ironswornの紹介~ – Kaburanai Games
気になった方は是非参照してみて欲しい。
ルールブックは以下のページにある。
残念ながら日本語訳はないものの、onlookerさんがルールサマリ―とオラクルの有志翻訳をしてココフォリア部屋を作ってくださっている。
有難く使わせて頂こう。(onlookerさんご本人には掲載の許可を頂いております。)
Ironswornを遊べるココフォリア – onlooker – BOOTH
また、この作品には有料の追加コンテンツとして、
- ダンジョン探索やアセット(スキルのこと)の強化ルールを追加する”Ironsworn:Delve“
- ルール全般をブラッシュアップした決定版ともいえる”Ironsworn:Starforged“(世界観こそSFだが、ちょっとだけハウスルールを加えればファンタジーや現代ものへと味変するのもかんたん)
- 海洋探索や大帝国との攻防などの要素を織り込んだ”Sundered Isles“
も販売されている。
筆者はDelveとStarforgedを購入したが、本当に永遠に遊べてしまうシステムなので、チェックのし甲斐がある。
Ironsworn本体は下記のページで無料でダウンロードできる。
PDFデータなので、自前で翻訳するのも現実的だし、それをするだけの価値あるゲームだ。
※まとめ※
お話づくりがしたい方、完全無料で最先端のナラティブ駆動ゲームに触れたい方におすすめ
Four Against Darkness
こちらも、英語圏では定番中の定番のソロTRPGだ。
20クラスの中から好きなクラスを選んで四人パーティーを結成し、ランダムダンジョンの攻略を目指す。
このゲームの最大の特徴はとにかくルールとデータが軽量なこと。
一人TRPGでキャンペーンをやっていて、最大の挫折ポイントはネタ切れでも飽きでもなく、ゲーム情報を処理するための負荷が人間一人の脳でできる範囲を超える(五人で分担して処理するはずの情報を一人で処理するんだから、そりゃ脳がショートする)ことだ。
Four Against Darknessは、徹底してミニマルな処理・ミニマルなデータでダンジョン探索を楽しめるように設計されている。
一時間くらいでサクッとダンジョンを攻略できるし、途中で中断して再開するのも簡単な設計なので、とにかく手軽さという意味では一歩抜けている。
オラクルのようなルールもなく手続き的にゲームがトントン拍子に進むので、「お話を考えるのがしんどい!」というのとも無縁だ。

ダンジョンもダイスを振って自動生成。
Redditコミュニティでのコメントを見ていると、このダンジョンをノートに書いていく過程が
- 瞑想的で落ち着く
- 寝る前のルーティンにちょうどいい
といった評価がとにかく多い。
実際に筆者がプレイした感じでも、戦術性という意味ではちょっと……いやかなり弱いが、作業ゲーとしてダンジョンを書いてはサクサク探索してバトルする一連のゲームループが癖になる心地よさをしている。
惜しむらくは日本語訳がされていないことだが、ダウンロード版もPDFで販売されている。
Four Against Darkness – Expanded Edition by Ganesha Games
“PDFで販売されている”ということは、翻訳を自前でやりながらプレイできるということだ。
また、この作品は極めて派生作品やサプリメントが多く、拡張性・箱庭性に優れているのもポイント。
Ganesha Games公式ショップを見ると、なんと関連商品だけで102もある。
追加クラスや野外のシナリオ、クエスト自動生成にギルドづくり、街づくりにキャンペーンシナリオまで、ありとあらゆるコンテンツが用意されている沼ゲーだ。
もちろん、基本ルールだけでも数週間は遊べるので、まずはこれで遊んでみてから足りないものを順次買い足していけばいいだろう。
※まとめ※
ソロTRPGのデータ管理量に圧倒された人、寝る前のルーティンでダンジョンに潜る生活がしたい方におすすめ
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Ker Nethalas: Into the Midnight Throne
ガチのハードコアダンジョンを、生存をかけて潜ってみたくはないか?
Ker Nethalas: Into the Midnight Throneはこれまでに紹介したゲームとは一線を画す、高難度のサバイバルローグライクTRPGだ。
プレイヤーは腐敗と混沌渦巻く地下墓地へと落とされた罪人となり、生死の淵を何度も彷徨いながら生きる術を探していく。
本作の特徴の一つはその圧倒的なキャラビルドの選択肢だ。
二つのマスタリー(職業)を任意に組み合わせることができ、その総数は190通りにものぼる。
火炎を放つ暗殺者、素手で戦う斥候、分身を生み出す聖職者……あらゆるビルドを組むことができ、思い思いのスタイルで地下墓地での戦いに身を投じていくことになる。
本作は非常に敵が強いうえにリソース管理が厳しく、部屋を一歩進むだけでも死と隣り合わせだ。
そして、ゲームとして大変優れたことにそれらへの対抗策も豊富にある。
危険な敵からは戦わずに逃げたり、使い切りのマジックアイテムを有効に使って切り抜けたり……
そうこうしているうちに、松明の灯りや食料が足りなくなってくる。
大変だ。キャンプを張って消耗品を補充しなくては。
……このゲームでは、キャンプで消耗品のクラフトをすればするほど、キャンプ終了時に奇襲される確率が上がるシステムが採用されている。
ゆえに、松明が心もとなくてもまずは安全を確保するために敵を掃討するか?それとも、消耗品をまとめて作っておいて、行動手数の利を得るか?
Ker Nethalasはビルドの自由度と極めて高い戦術性から、最近になって一気にコミュニティで頭角を表してきたニューフェイスだ。
別冊のThe Book of Masteriesはビルドゲームには嬉しい新マスタリーの追加と既存マスタリーのスキルが二倍になっている。
人を飲み込む地下墓地に、踏み入ってみないか?
このゲームもまた、日本語訳はされていないものの、PDF版が販売されている。
Ker Nethalas: Into the Midnight Throne – Blackoath Entertainment | Ker Nethalas | DriveThruRPG
The Book of Masteries – Blackoath Entertainment | Ker Nethalas | DriveThruRPG
※まとめ※
圧倒的なキャラビルドと高難度のハードコアダンジョンに挑みたい方へ
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Mythic Game Master Emulator
こちらも日本語圏だとほとんど知名度は皆無だが、英語圏だとソロTRPGの話題でほぼ100%名前が挙がる作品。
といっても、これはTRPGシステムではない。
既存のTRPGシステムと併用して使うことで、ほぼどんなシステムでもGM無しでのソロプレイが可能になるように改変するツールだ。
とりわけ、Dungeons & Dragonsのような戦闘やキャラクター育成が充実したシステムとの相性が抜群に良い。
Fate Questionでシナリオを生成し、Threads Listでキャンペーンのテーマ性の一貫を保つ。
NPCの発言内容や心に秘めていること、隠されていた世界の真相に至るまで全てを自動生成してくれる。
しかも、既存のシナリオをソロプレイする時に、ネタバレがあっても初見のように楽しむために改変する方法など、ソロプレイヤー垂涎のTipsまで余すことなく網羅されている。
惜しむらくは日本語訳されていないこと、内容が充実しすぎていてフルスペックで使うには重たいことか。
これもまた、PDF販売されているものを利用し、全部のTipsを使わずに部分的に採用するようにすることで、お好みに合わせた運用が可能だ。
Mythic Game Master Emulator – Word Mill Games | Mythic | DriveThruRPG
まとめ
いかがだったろうか。
プレイしてみたいTRPGシステムは見つかっただろうか?
最後に、需要別のおススメシステムを再掲しておこう。
- とにかくまずは始めてみたい → のびのびTRPGシリーズ
- かんたんなルールで優しい世界がいい → 小さな勇者のRPGウタカゼ
- 本格的でバラエティ豊かな長期キャンペーンをしたい/キャラビルドしたい →ソードワールド2.5
- 手応えのあるランダムダンジョンで冒険したい/キャラビルドしたい → アリアンロッド2E
- エモい展開と豪快なダイスロール、厨二異能バトルがやりたい/キャラビルドしたい → ダブルクロス The 3rd Edition
- 一人TRPGの魅力はお話づくり!!/ルールが無料だと嬉しい!! → Ironsworn
- 寝る前の一時間で四人パーティーのダンジョンアタックをしたい! → Four Against Dungeons
- ガチのハードコアダンジョンを、キャラビルドして攻略したい → Ker Nethalas
- やりたいシステムとシナリオをソロプレイ対応させるツールが欲しい!! → Mystic GM Emulator
では、よきゲーマーライフを!!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!!!
