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The Blood of Dawnwalkerについて、発売前に判明している情報をまとめる。

情報は公式発表を第一の典拠とし、次いで先行プレイレポートで記述された内容を第二の典拠とする。

発売後はプレイに基づいて、適宜修正・更新・追記を行う。

黒死病を転機に吸血鬼が支配者となった世界

本作は西暦1347年。戦争と黒死病で人間社会が弱体化したことを好機として、吸血鬼たちは伝説の存在から現実の支配者となった。

現実の歴史においても、黒死病は1347年頃からヨーロッパへ拡大したとされる。

本作は史実上の出来事へ「吸血鬼の台頭」を挿入した歴史改変もののファンタジーと考えられる。

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The Black Death and Its Aftermath (1347–1453) (Chapter 3) – Plague and Empire in the Early Modern Mediterranean World

血を納める封建社会

Vrakhiriは単に人間を虐殺するのではなく、血を税として定期的に徴収する。Lasleaでは成人全員が二週間ごとのBlood Massに参加し、血を差し出さなければならない。

一方、吸血鬼の血には人間を治療する力があり、Brencisは黒死病から人々を救うことと引き換えに服従を迫った。

ゆえにVrakhiriは、人類を救った存在であると同時に、その弱みを利用して支配者となった存在でもある。

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本作独自の吸血鬼設定

開発者によると、既存の吸血鬼伝承をそのまま使用せず、次のような独自設定を構築している。

  • 噛まれただけでは吸血鬼にならない。
  • 吸血鬼が自分の牙を抜き、対象者の心臓へ埋め込むことで変身が起こる。
  • 吸血鬼の牙は生涯成長し続ける。
  • 年老いた吸血鬼ほど牙の数が増え、Xantheのように頭部を突き破ることもある。
  • Murohniは吸血鬼化に失敗した存在。
  • 動物へ牙を埋め込むと、Psoglavのような異形が生まれる。

「伝承の再現」よりも、かなり「伝承をモチーフとした独自世界の構築」に重きを置いているように見受けられる。

Rebel Wolves’ The Blood of Dawnwalker Begins a Saga Spanning Eras

The Blood of Dawnwalker Interview Talks Time, Combat, Romance | The Outerhaven

魔法

魔法は派手なビームのようなものではなく、血、熱、空気の振動のような儀式的・オカルト的な力として描かれる。

理論上は誰でも使用できるが、正確な身振りや数式・術式を守る必要があり、失敗すれば命を落とす可能性すらある。魔力を体内へ通す「門」として皮膚へルーンを刻む必要があるため、人間状態のコーエンは昼だけ魔法を使える。
夜には傷が塞がってしまい、刻まれたルーンが機能しなくなるからだ。

コーエンは書物を読むことで魔法を習得できるようになる。

THE BLOOD OF DAWNWALKER – Gameplay Reveal Recap | Bandai Namco Europe

怪物と古い世界

Vale Sangoraの怪物はBrencisの到来によって初めて現れたわけではない。森、鉱山、沼地、山岳、古代遺跡には以前から怪物が存在していた。

公式に名前が挙がっているものには、Murohni、Kobold、Uriashi、Likho、Psoglav、Tatzelwurm、Ancient Undeadなどがある。知性を持つ非人間種も存在し、Svartrau社会の中でそれぞれの役割を持つという。

Community Bulletin Board #5 – Secrets of Vale Sangora | Bandai Namco Europe

Community Bulletin Board #7 – Beasts & Monstrosities, Illustrated | Bandai Namco Europe

シリーズ構想

Dawnwalker Sagaの情報をまとめた記事で触れたが、主人公コーエンが複数の時代・地域・文化を跨るシリーズが構想されており、本作はその第一作目に当たる。

上記記事でも引用したティザー映像では、21世紀の世界でコーエンが宅配サービス業者から輸血パックを受け取るという、かなりエッジの効いたシーンも確認されている。

The Blood of Dawnwalker世界の元ネタを知りたくなったら

公式情報では、本作の舞台背景として中欧・東欧の風景と文化を参考にしたと明言している。
なかでも、怪物や吸血鬼伝承の元ネタとしてはルーマニア・スラヴ圏の民間伝承を元ネタとしているという。
ルーマニアの民間伝承に触れた書籍としては直野敦・住谷春也編訳『ルーマニアの民話』(Amazonリンク)などがある。

吸血鬼のモチーフとしては公式により『吸血鬼ドラキュラ』、ロバート・エガース版『ノスフェラトゥ』 、『ワールド・オブ・ダークネス』、『True Blood』、『Vampire: The Masquerade』、『Interview with the Vampire』が挙げられている。
このうち、映画『ノスフェラトゥ』は日本語吹き替え版が存在している。

『ノスフェラトゥ』 (ロバート・エガース)をAmazonで見る

「黒死病(ペスト)って、どのくらいヤバかったの?」という方には『黒死病:ペストの中世史 (INSIDE HISTORIES) 』 (Amazon)が入手しやすい書籍となっている。

出典

Community Bulletin Board #6 – Creating a World | Bandai Namco Europe

The Blood of Dawnwalker interview: crafting a dual world of vampires and humans | ScreenHub: Film, TV, Streaming and Games

Rebel Wolves’ The Blood of Dawnwalker Begins a Saga Spanning Eras