This post is also available in:
昨日開催されたインディーゲームの祭典、東京ゲームダンジョン13に行ってきたんで、熱の冷めぬうちにレポを書く。
※注意※使用している写真は全て、個々のブース全ての出展者様にもご了承を得て撮影を行っております。
東京ゲームダンジョンってなんなのさ
だいたい90日に一回くらいのペースで東京は浜松町にて開かれる、インディーゲームの展示会だ。

イベント会場前パネルの前にはうんこもマンガ肉も鎮座しておられる。
パネルの三人娘はゲムダンのマスコット?キャラ的な立ち位置で、第一回の時からほぼ毎回メインビジュアルや公式グッズに顔を出しているキャラクター達のようだ。
また、関西方面では、大阪ゲームダンジョンも定期的に開かれているらしい。
会場では制作者さんが展示される完成作品やプロトタイプの試遊がメイン。
加えて、出展ブースによってはピンバッジや過去作キャラクターのアクリルスタンドを販売してらっしゃるところも。
来場者としては、ネットの中の人のゲーム制作者さんと直接お話したり、ゲームの感想を伝えたりするチャンスでもある。
ご家族連れも多く、「アレやりたい!!」とはしゃぐちびっ子たちも大勢いた。
会場には警備員の方が常に複数人巡回しており、安心して楽しめる。
また、今回は特にメディアやパブリッシャーさんが会場にいらっしゃっていて、方々でコンシューマ移植のお誘いや特集記事の交渉も聞こえてきた。
新作PR・交流・商談がいっしょくたになった、さながらMMORPGの広場前市場のような場だった。
ゲムダンに入場料ってかかるの?
かかる。
参考までに、今回の入場料は
- 一般チケット 1000円
- ビジネスチケット 2000円 (商談・取材をする場合)
だった。
一般チケットは当日券と前売り券があり、前売り券を買った場合は通常よりも一時間早く入場できてお得だ。
遊んだゲーム達とご挨拶させて頂いたブースを紹介
ってわけで、本題の会場で遊んだゲーム達を紹介していこう。
幻想郷サバイバーズ
Xでいつもお世話になっている、幻サバ部さんによるヴァンサバライクな東方Projectの二次創作ゲーム。

主人公二人と紅魔郷勢がメインのプレイアブルキャラとなっており、筆者はレミリアおぜう様にて出陣。
吸血鬼なだけあって、HP吸収効果のあるスキル持ちなのが特徴なのだが……有効にHP吸収スキルを当てるための位置取りに超苦戦した。
HPを吸えず、大量の弾幕を捌き切ることもできないままHPが減っていき、ボスのチルノに敗北。やんぬるかな。
作者さんとお話させて頂いたところ、本家ヴァンサバのビルド構築を主眼に置いた遊び方から軸足を移し、敵の攻撃をしっかり観察して避けていくアクション性に重点を置いた設計として作られているとのことだった。
キャラクター数も当初の予定よりも絞り、キャラごとの性能の手触りの違いが体感できることを重視して、バランス調整をなさっているとのこと。
実際のプレイ感としても、敵の弾幕を消すスキル構成や位置取りの活用など、派手な見た目とは裏腹に緻密なゲーム性が楽しかった。
にしても、東方の二次創作にずいぶん久しぶりに触れた気がする。
ニコ動全盛期に手書き劇場にアホほどハマってたな……とノスタルジーに浸りつつブースを後にした。
Steam:幻想郷サバイバーズ: Return of the Scarlet Devil
因習村ときめきトランプゲーム

インタビュー企画などでも何度もお世話になった作っちゃうおじさんによるトランプゲーム。
トランプを引いては役を作って捨てていき、最終的な手札の数字を相手よりも低くすることでダメージを与えていく。
こちらのライフがゼロになる前に相手のライフをゼロにすればクリアだ。
ステージ間ではトランプへのエンチャントが可能で、特定の組み合わせで役を作った時の与ダメージアップや回復効果の取得、相手の手札開示権を得るなどの強化をしていくことができる。
試遊では、最初の二ステージまではオーバーキル気味に勝てて調子に乗っていたのだが、3ステージ目では手も足も出ずに敗北してしまった。
毎回、ゲーム性の時点から新しいものをひとつひとつ作られているところが本当にすごい。
ルールも、遊んでいくうちになんとなくで掴めるようになっていく導線が組まれていてスムーズに楽しむことができた。
ブースでは、これまた企画でご一緒させて頂いたダンジョンボンバーの試遊もあった。
それにしても毎回思うが、作っちゃうおじさんのアバターの黄色いワニ男みたいなのは何者なのだろう……?
ユメヤマイ

お次はとんでもなくハイセンスなHPで話題になったユメヤマイの作者の方にお話を伺った。
静けさとどこか不安感の漂うドット絵世界を少女が旅していくパズルアドベンチャー。
筆者はてっきり、「シナリオは控えめでフレーバーを少しだけ語るタイプのゲームなのかな……?」と思っていたが、作者様によると、かなりストーリー重視で作っているとのことだった。
あまりやったことのないジャンルなので気になるところ。
INSTANTALE
AIにより、ストーリー・スキル・展開が全てその場で生成されていくローグライク。
自然言語で入力したキャラクター設計をベースに、ポートレートやゲーム的効果を持つ保有スキルまでもが自動生成されていく。
黒と白で構成された硬質な画面も非常に筆者好み。

試しに「酒場で給仕をしている、ポニーテールのおねーさん」にしてみたところ、画像も展開も設定を反映したものになっていて驚いた。
ゲーム内の行動も自然言語で自由入力できるので、試しに看板を手に取ってへし折ってみたところ、本当にそのままゲーム内の看板が壊れて驚いた。
一応は「冒険者として依頼をこなしていく」のに向けた作りとなっているらしく、畑に出るという怪しげなモンスターの調査に赴き、なんとか倒したところで試遊時間終了。
キャラの必殺技に〇イダーキックを指定したら、ホントに蹴り技持ちになっていて驚いた。
HeroesSagaZero
いつもXでお世話になっているStudioMoraGamesさんの戦略×ハクスラ×ローグライトな、ドット絵2.5Dバトルゲーム。
前回の東京ゲームダンジョン12の時にもお邪魔したが、作者様によると今回はさらにスキル選択画面なども試遊に組み込まれたとのこと。
現在はゲームバランスの調整などを行っていらっしゃるとのことだ。
滅茶苦茶人気でブースの人だかりがひときわ大きく、試遊タイミングがなかなか合わずにプレイを断念。無念。
Melo Misterio – play your melody –
こちらもいつもお世話になっている作者様の作品。
この作品については、まずはこのポストの動画を観てもらうのが早い。
アクションを行う際のボタン操作が音源の音程の上下と紐づいており、「アクションゲームとしてプレイすると、同時に音楽の即興演奏ができてしまう」というユニークな作品。
Xで動画を拝見した時から滅茶苦茶気になっていたが、実際に操作してみると音楽とシンクロしてキャラクターを動かす多幸感がえげつない。
絶対に脳から健康にいい汁が出ている。俺には分かる。
普通にアクションをするだけでも楽しいし、「どうやったら自分好みの即興演奏ができるか」を探りながらプレイするのも滅茶苦茶没入感が高かった。
作者様とお話したところ、もともとは音楽を専門にされていたそうで、それを活かしたゲームを作ってみようという所が出発点だったという。
それと、今回も相互フォローだということをカモフラージュし初見のフリをして試遊をして、プレイ後に相互さんだということをネタバラシする方向でコンタクトを取った。
名刺を受け取った作者さんの「ん?このアイコンはもしかして……」な顔を見るのが好きなのよ。
作者さんありがとう!!!
Steam:MeloMisterio -play your melody-
たたかう だけ
「DYPING ESCAPE」のヘビサイドクリエイション様による、「たたかう」以外にコマンドを持たない姫を操作するゲーム内ゲームのRPGと、そのプレイヤー?の狂気に足を踏み入れた現実世界を描く。
姫は「たたかう」しかコマンドを持たないものの、味方を手加減して殴ることでAIの挙動を調整したり、ゲームウィンドウを叩き壊すことでエリア外から海水を引き込んで敵を水責めにしたりと、ギミックの塊で面白い。
現実世界の出来事もゲーム内ゲームとリンクしており、それぞれの攻略方法がもう一つのギミックを解くカギになっていたりと、遊び心の塊。
発想ひとつでとことん突き抜けたゲーム性が楽しい。
またね、と言わないままでいて
『超水道』様による、浪人生として気まずい帰省をする中で再開した幼馴染との、最後かもしれない交友を描く、ちょっぴり大人な電子ノベル。
装飾の少ない文章の中に気だるい空気感の滲む筆致が、独特の空間を作っていた。
極めて筆者好みの文体で、お盆の期間にまとめて読んでみたい。
他の作品も展示されていて、気になっている。

ちなみに、ノベルティとして超水道による超ミネラルウォーターを頂いた。

飲んだら戦闘力が三倍になったりするのだろうか……
もったいなくて飲むのをだいぶためらっている。
超水道 @ ghostpia (@chosuido) / X
夢幻桜楼閣

可愛くてよく揺れるローグライト3Dアクション。
道中の選択でバフを得て、3Dアクションステージへと移行。
タイミングよくガードと回避を差し込みながら敵を撃破していく。
とにもかくにも主人公ちゃんのデザインとモデルが筆者の癖に刺さってしまった。
褐色と銀髪は万病快癒に効くと古来から言われているからね。仕方ないね。
アクションも軽快で爽快感があり、筆者が試遊する後ろで見ていたちびっ子が「アレやりたい!!」と叫んでいたので、プレイ後はその子に席を譲った。
あの子は間違いなく良いオタクになる。罪作りなゲームだぜ……
IZEA 10 Puzzle Rogue-Lite RPG!
最後に遊んだのは、こちらの鮮やかで、ほんのり毒のあるキャラクター達と進めるメイク10パズル。

どうしようもなく暇なときに、ナンバープレートの数字を加減乗除して10を作る遊びをしたことはないだろうか?
本作は、アレにローグライト的な強化要素をプラスした作品だ。
ステージクリアにより「演算子を三つ以上使うとダメージ1.2倍」のようなバフを手に入れていき、計算式をエンチャントしていく。
キャラクター達のやかましい掛け合いとビビッドな色合いが目にも楽しく、どことなく2000年代の個人サイトに掲載されているマンガのような雰囲気があってツボ。主人公の継ぎ接ぎだらけの赤い子が、元気な中に毒を忍ばせていてとてもよき。
元が面白さの保証されているメイク10パズルなこともあり、やり始めたら切りどころが無くて延々と続けてしまいそうなゲームだった。
作者さんにお話を伺ったところ、子供へのアピールを考えているとのことだった。
確かに、知育玩具的な楽しさのあるゲームだ。
終わりに
いやー、楽しかった!!
夏休みシーズンなこともあってか親子連れや中高生も多く、毎度ながらインディーゲームの世界って『ディープな大人向けの世界』というより『祭りの準備をしている公民館』に近いよなぁ、と思ったり思わなかったり。
そんなこんなで、運営の皆様、出展者の皆さま、一緒に場を共有した皆様、ありがとうございました!!
ラクガキボードの写真で締めくくろうと思う。


では、良きゲーマーライフを!!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!!