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Grim Dawnで資産ゼロからウォーダーを育てる企画、第五回。
前回はそれまで順調に戦えていたのが、Act2で急にボス相手に苦戦するようになってきたところだった。
今回はそんな現状から、Grim Dawn Toolsを使って育成戦略を見直してみよう。
Grim Dawn Toolsってなんなのよ?
こちらのリンク先にある、Grim Dawnに必要なほぼ全てのデータ類が完備され、検索や詳細なシミュレーションまでが可能なサイトのこと。
何かのアプリを特別にダウンロードしなきゃいけなかったり、会員登録が必要だったりということもない。
今回の記事では、このGrim Dawn Toolsを使って育成計画を見直してみる。
Step1.苦戦した敵の情報を見る
育成計画を立てるために、まずは苦戦した敵の情報をMonster Databaseで探そう。
データベース検索手順をこちらの記事でスクショを交えて書いたので、手順が分からない方は読んでみて欲しい。
キルリアン, ザ テインテッド ソウル – Grim Dawn モンスターデータベース
今回は、前回辛酸を舐めさせられたこいつのデータを見てみることにする。
ざっと見てみると、どうやらこいつは
- 物理・火炎・生命力属性で攻撃してくる
- 雷耐性は0%
らしい。
この画面は開いたまま、次はBuild Calculatorを見てみる。
Step2.自分のキャラの情報をインポートして確認する
次はGrim Dawn Build Calculatorに自分のビルドをインポートする。
データのインポートのやり方や設定の変更方法、操作方法についてはこちらの記事で解説したので、分からない場合は都度確認してみて欲しい。

インポートしたデータがこちら。
これを見て、何か気づくことはないだろうか?
そう、先ほどデータベースで閲覧したボスの使う生命力属性への耐性が、わずか8%しかないのだ。
他の属性はだいたい10~20%は軽減できているし、雷属性と刺突属性に至っては上限である80%に近いところまで行っているのだが……
これにより、苦戦した理由の一つが、耐性不足だと分かった。
とはいえ、シャーマン・ソルジャー共に生命力耐性をアップするスキルは持たないため、装備やコンポーネントで補っていくことになるだろう。(耐性アップ系の増強剤は、難易度ノーマルの時点だとまず入手不可能なので忘れていい)
Step3. スキルポイントを割り振りながら、与えるダメージを増やせるか試す
ここからは、スキル習得画面でポイントを割り振ってはキャラクターシートとにらめっこし、どうしたら速やかに与ダメージを増やしていけるかを考える。
耐久力不足の主な原因が耐性不足によるものだと分かったので、より早く敵を倒しつつADCtHによる回復も見込めるダメージ増加を第一に考える。
Step4. ダメージを増やす方法を確認する
基本的に、スキルの育成でダメージを増やす方法は次の六つだ。
- メイン攻撃スキルやその派生スキルを伸ばす
- 「30雷ダメージ」のようなダメージ基礎値を底上げするパッシブスキルや「+40%雷ダメージ」のような基礎値を乗算で上げるパッシブスキルを取得する
- 自分の攻撃能力を上げ、敵の防御能力を下げる
- 敵の属性耐性を下げる
- 属性変換で攻撃属性をまとめる
- マスタリー特有のギミックを活用してコンボを狙う
1はシンプルにアクティブスキルのダメージを上げる方法だ。
2はパッシブによる底上げで戦力を高める。
3は命中率とクリティカル率を高めることで、ダメージ期待値を上げる方法だ。仮想敵次第でかなり必要値が上下するので、クリティカル特化ビルドを組む場合や育成終盤でもなければ「攻撃がスカり始めたら上げる」くらいでいい。
4は、一件遠回りなようでいてダイレクトにダメージが上がる方法。特に出血属性なんかは序盤のスケルトン系の雑魚ですら100%の耐性を持ってたりするので、安定して火力を出したかったら最有力の選択肢。
5,6はやや発展的ではあるが、「属性を得意属性にまとめることでダメージ修正を特化させる」、「チャージを溜めるタイプのバフを使うことで火力を上げる」といった使い方をする。
今回は、この中の1,2,4を検討してみる。
Step5. Build Calculator上でスキルを上げてみる
とりあえず、向こう5レベルくらいの方針を立てたいので、スキルポイント15を各スキルに振って試してみよう。
プライマルストライクが滅茶苦茶ダメージが伸びる
まず、メイン攻撃スキルであるプライマルストライクをポチポチしてみると、エナジーコストが三倍になる代わりに武器ダメージを参照したダメージ倍率が179%から415%に、雷ダメージは約350ポイント伸びる。
ストームサージは雷ダメージが150ほど、感電ダメージは3秒で750(1秒当たり250)伸びる。

武器ダメージはキャラクターシートの2番のタブにある「武器攻撃」の値で確認できる。
この値が表示されている部分にマウスを重ねると、武器攻撃に難の属性がどのくらい含まれているかもわかる。
画像を見てみると、武器攻撃のほとんどが雷属性で占められていることが確認できる。
武器ダメージを参照したダメージとは、この値の何%のダメージを与えるかということだ。
例えば600-776の武器ダメージの179%を参照するなら、このダメージは600*1.79 ~ 776*1.79で約1074~1389となる。
ということは、プライマルストライクにスキルポイントを振り込んで武器ダメージを415%にすると、600*4.15~776*4.15で2490~3220ダメージへと超パワーアップ……とはならない。
というのも、プライマルストライクを連打するために習得している「サンダラスストライク」の効果により
- -110%武器ダメージ
- ー45%ダメージ修正統計(最終的なダメージから差し引くダメージ)
の補正が加わっているからだ。
この効果により、武器ダメージ参照分は110%ぶん減少し、最終的なダメージから更に45%が引かれてしまう。
つまり、今のプライマルストライクの武器ダメージ参照分はたったの69%で、それに諸々の雷ダメージを足した値から更に45%引かれている。
計算してみると、現在のプライマルストライクの武器ダメージ分は414~535、それに雷ダメージ63-98を足した値から45%が引かれるので最終的には{(414+535)/2+(63+98)/2}*(1-0.45)=約305。
かなり寂しい値になってしまった。
ここからプライマルストライクに振り込んだところでペナルティが大きすぎて
{3.05*(600+776)/2+(322+435)/2} * (1-0.45) = 約1361
あれ?
四倍以上のダメージになるな……
どうやら、ペナルティを重く見すぎていたようだ。
プライマルストライクに振り込むか否かで差分が1000ダメージ近くになるので、計算するまでもなくストームサージよりは火力が出る。
トーレントはサンダラスストライクの影響を受けないが低成長
なんだかほとんど結果は出てしまったが、一応トーレントもみてみよう。
トーレントは「プライマルストライクとは別枠のダメージ源」とみなされるため、ダメージ修正統計の影響を受けない。
現在のトーレントが31%武器ダメージと73~146雷ダメージなので、平均して(600+776)/2 * 0.31 +(73+146)/2 =約322。
これを伸ばしていくと38%の武器ダメージと131-232雷ダメージなので、平均して(600+776)/2 * 0.38 + (131 + 232)/2 = 約442
実に120ダメージしか違わない計算だ。
うん、素直にプライマルストライクを伸ばしたほうがいいね。
ブルートフォースの底上げもそこそこだが……
ブルートフォースは武器ダメージに直接雷ダメージを追加する。(これをWikiやフォーラムなんかでは”フラットダメージ”と言ったりする)
とりあえず、マックスまで上げてみると、武器ダメージは600~776→843~1018へアップ。
平均を取ると、およそ688→930へと約1.35倍の上昇だ。
うん、プライマルストライクのほうがいいね。
属性耐性低下なら……
レイジングテンペストは敵のエレメンタル耐性(炎・冷気・雷耐性全て)を下げる。
現状は3%下げることができる。
仮想敵の雷耐性が0%なので、つまり今はダメージが1.03倍になっている状況だ。
ここからレイジングテンペストに振り込めるだけ振り込むと……30%耐性を低下させられる。
つまり、耐性低下分でダメージ1.3倍の補正がかかるので、現状と比較すると1.3/1.03 = 約1.26倍だ。
うん、プライマルストライクのほうがいいね。
その後も、ファイティングスピリットやスクワッドタクティクスでも試してみたのだが、やはりプライマルストライクを直接上げるよりも効果のあるダメージ増強手段は見つからなかった。
結論:イメージで決めずにダメージ計算をして育成方針を決めよう
というわけで、筆者の逆張り精神の足元をすくわれる検証結果となった。
パワーは正義だということを分からされたので、これに基づいて育成を進めていくことにする。
なお、詳しいダメージ計算式を知りたい方は、有志Wikiの
Combat Mechanics 戦闘システムのメカニクス – Grim Dawn 日本語wiki Wiki*
にほぼ全ての計算式がまとめられているので、参照してみて欲しい。
では、良きゲーマーライフを!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!!